健康で美しくメリハリのあるプロポーションが完成

メリハリのあるプロポーションとは?
  ダイエットの基本は、体脂肪を減らし、骨格の形と筋肉のバランスがとれた美しいプロポーションになることにあります。ただ単に体重を落とせばいいというものではありません。
体格の指標であるBMI(下欄参照)では、19という数値が健康・外見両面から考えても理想的だといえます。通常、BMIは22が正常値だといわれていますが、これは1940年代のアメリカで作られた数値です。現代人のプロポーションに照らし合わせて考えますと、やや高すぎです。
健康という意味でも、現代人の場合、19〜22が正常、25を考えたら危険信号と考えていいでしょう。実際、ある研究データによると、BMIは19の場合がいちばん病気になりにくい、という結果が出ているそうです。また、35を超えると病気として扱われ、抗肥満薬などが保健医療の対象になります。逆に15以下になるとやせすぎです。
体脂肪率でいいますと、男性で15〜19%、女性は19〜23%が理想的な範囲だといえます。ただし、私の提唱するダイエットは、メリハリがありバランスのとれた体型になることが目標ですから、人によっては体脂肪率27%でも合格という場合もあります。

 食事療法、運動療法のそれぞれの長所と短所
  さて、ダイエットのやり方には、大きく分類すると、総カロリーを抑えて余分な脂肪をとらないようにする食事療法と、カロリーを消費するようにする運動療法の2つの方法があります。
まず食事療法ですが、こちらは主に皮下脂肪を減らす効果があります。本来、皮下脂肪を蓄積する働きは、体内にエネルギーを蓄え飢餓状態を避けるために必要な能力です。つまり、体内に脂肪を貯蔵することで、急な飢えにも耐えられるようになっているわけです。
ところが、現代日本に暮らす私たちには、幸いにも飢餓はありません。むしろ食事量が多すぎ、かつ摂取したエネルギーを消費しきっていないため、皮下脂肪がふえてしまうのです。
また、食事療法だけでやせようとすると筋肉も減少します。筋肉が落ちるため体重は減りますが、脂肪は意外と減っていません。
そのため、ダイエットはしたもののメリハリのないアンバランスな体型になってしまうのです。とくに背骨しか骨がない胴の部分は、支えるものがまったくなくなりますから、ずんどうになってしまいます。ですから、食事療法を行う際には、筋肉を減らさないための運動療法も行うことが必要になるのです。
いっぽう、運動療法は内臓脂肪を減らすためには不可欠です。運動をしなければ脂肪はどんどん蓄積されてしまうのです。
また、内臓脂肪は、糖尿病や高血圧、高脂血症、虚血性心疾患など、生活習慣病の大きな原因になります。皮下脂肪も多すぎますと、心筋梗塞などを引き起こす原因になります。いずれにしろ、体脂肪率が35%を超えたら、真剣にダイエットを考える必要があるといえましょう。

 骨盤のゆるみを矯正すれば下半身太りは予防できる
  運動療法で、筋力をアップさせると、新陳代謝そのものが高まります。寒いときに体がふるえることがありますが、これは筋肉を収縮させて脂肪を燃焼し、熱量をつくり出そうとする働きによるものです。
つまり筋力がアップすれば、より効率的に脂肪を燃焼させることができるのです。事実、筋力をアップさせることで、安静時代謝を10〜15%高めることができるといわれています。普通に生活しても多くエネルギーを使うため、リバウンドの危険性も低くなります。
また、筋力を上げることは下半身太りの解消にもなります。人間はだれしも、利き手や利き足を使いがちです。その結果、利き手や利き足の側に加重がかかり、骨盤に歪みが出ます。ですが、十分な筋肉があれば歪むことはありません。
さらに、骨盤が歪むと、膝が外へ外へと向くようになってしまいます。膝がつま先の方向に開いてしまうと、太ももの外側の筋肉だけに加重がかかるようになります。そうなると内側の筋肉は使っていません。したがって、太ももの外側だけに筋肉がつき、内側には脂肪がたまってしまいます。当然、内ももを締める力が弱くなり、姿勢も悪くなります。 また、骨盤が左右に開くと、その部分に脂肪がたまっていきます。人間の体は余分なスペースが出ると、体がその余裕に見合った体型になろうと脂肪をため込もうとするのです。
つまりこの場合、下半身が太りやすくなります。ですから骨盤を矯正し、歪みやゆるみを治すことが、下半身太りの解消につながるのです。
正しい姿勢と正しいダイエット。これなくして、美しいプロポーションを手に入れることは不可能です。ぜひ、適度な運動をとり入れてゴールデンプロポーションを手に入れてみてください。

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