骨粗鬆症の治療と骨折の予防
どんな人が「骨粗鬆症」になりやすいのでしょうか。
閉経後、又は卵巣をとってしまう手術を受けた女性がもっともなりやすいです。閉経による女性ホルモンの急減で骨量が急に減少します。また、年をとると体が弱まってゆき、体内の骨をつくる骨芽細胞が減少し、骨を壊す破骨細胞が活発になるため、70才以上の女性や80才以上の男性高齢者はなりやすいです。 それ以外にも、この病気にかかる幾つかの原因があります。栄養の吸収力が悪いために起るバランスの崩れ、ビタミンの不足、カルシウムの掫取不足などがそれに当ります。例えば牛乳や肉食をしない人、あまり日光に当たらない、運動量が少なく過労やストレスがたまる人、煙草やお酒、又はコヒーをたくさん飲む人はなりやすいです。又、遺伝因素、人種の差異なども「骨粗鬆症」の危険因子になりえるかも知れません。長い間病気で寝でいる人、肝臓、腎臓など内分沁病気がある人、胃の手術を受けた人、及びステロイド剤やホルモン剤、またはある種の利尿剤を長く服用する人も「骨粗鬆症」になりやすいです。
「骨粗鬆症」の治療について
西洋と漢方の医学理論は別々ですが、治療方法は共通しますので併用すれば良いでしょう。西洋薬は、ビタミンD、カルシウム、女性ホルモン剤等が用いられます。漢方薬材としては、熟地、山萸肉、何首烏、枸杞子、亀板、杜仲、巴戟天、淫羊藺、山薬、胡桃肉、准牛膝、鹿角膠、紫河車、覆盆子などがあります。漢方薬は、加味青娥丸、亀鹿二仙膠等が用いられます。さらに、針灸及び食療、運動などで骨を増強するので、治療方法を医師と相談のうえ決めた方が良いでしょう。
骨折の予防対策
骨粗鬆症の患者は、骨折しないように気をつけなければなりません。お風呂、台所、階段、トイレ、特に暗い所や足が滑りやすい所、歩きにくい所など転びやすい場所に注意しましょう。できる限り骨折の危険因子を排除し、生活空間を改善して快適な生活をします。また、骨の健康のために健康的な生活態度をとることは大事なことです。
運 動
運動は骨の強化に役立ちます。スポーツはいろいろな方向から骨を刺激するため、外側から加わる圧力によって骨が強くなります。ここで言う運動は激しいスポーツだけではなく、ゆっくりと長い時間をかけて行う運動のほうがより効果的です。例えば、水泳は背、腹部の筋肉を強くし、歩いたり走ったりする運動もよいでしょう。日常生活で、こまめに体をよく動かすことで骨の健康を保つ事ができます。
栄 養
骨と言えばカルシウム、カルシウムと言えば骨です。人体のカルシウムの99%は骨の中にあります。若いころに、カルシウムを十分に攝取すれば、年をとってからも丈夫な骨を長く維持できます。また、日光にあたる事は骨粗鬆症の予防には欠せない要素で、日光は体にビタミンの吸収を促進するので戸外に出て日光を浴びるようにしましょう。骨の健康にはビタミンも不可欠なのです
骨粗鬆症に予防するためには
食事で取るカルシウムが足りないと、骨にカルシウムを蓄えることができないだけでなく、神経や筋肉で使うカルシウムを補うために、骨に蓄えられたカルシウムが血液中に溶け出してしまいます。カルシウムを多く含む乳製品や、小魚、豆腐、小松菜などを効果的に使い、所要量を摂取するようにしましょう。
一日に摂取したいカルシウムの所要量
乳幼児 500mg
成長期 600mg
妊娠期 900mg
授乳期 1100mg
老年期 600mg
また、ビタミンDを合わせて食べると、カルシウムの吸収が高まります。日光にあたることもカルシウムの吸収に効果的です。ビタミンDを多く含む食品には、レバー、干ししいたけ、鶏卵、ブリ、サバ、カツオ、サンマ、イワシなどがあります。
また、次の項目に当てはまる方も、注意が必要です。
極端なダイエット
極端なダイエットをすると女性の場合生理が止まり、ホルモンのバランスが崩れるので、若くても骨粗鬆症になる可能性があります。
母親が骨粗鬆症
そうでない人より骨粗鬆症になる可能性が高いので、早めの予防が必要になります。
ストレスが多い
イライラがたまると、精神を安定させるためにカルシウムが消費されます。ストレスは上手に発散させるようにしましょう。
喫煙や飲酒
煙草やお酒の飲みすぎは、長がカルシウムの吸収をするのを妨げます。できるだけ控えるようにしましょう。